エラボトは効かない?打っても効果なし?効果ない人の特徴を詳しく解説
仕事:フリーライター(元美容外科・皮膚科看護師兼カウンセラー)
住所:都内在住
某大手美容クリニックに10年間勤務経験のある看護師兼カウンセラー。今は長年の美容クリニック勤務経験を活かし美容ライターとしてフリーランスに転職。
プライベートでの整形・プチ整形・美容施術の経験回数は合計300回以上。海外も含めて5つの美容クリニックで最高ランクの会員に。
趣味は韓国へ美容旅行、ジムで身体づくり、料理。仕事をはじめ、プライベートで受けた整形や美容施術の経験を踏まえて「キレイになりたい」女性の役に立つ記事を書いています。
小顔効果・顔痩せ効果が期待できるエラボトですが、エラボト打っても効果なしという声を耳にしたことがあることでしょう。
では実際のところ、エラボトは効果ない治療なのでしょうか?
結論から言うとエラボトは、効果ないと感じる人もゼロではありません。
しかし多くの場合、それはその人が抱えているコンプレックスとエラボトックス注射の持つ効果がマッチしていないからであり、エラボトックスやボツリヌストキシンそのものに全く効果がないとも言い切れません。
この記事を読むと、次のようなお悩みや疑問が解決できます。
・効果がないときに考えられること
・エラボトに意味がない!時間の無駄だ!と感じやすい人の特徴
・種類や量、医師やクリニックの技術によっても効果あり・なしに影響はあるか?
エラボトックスの効果が実感しづらい時に考えられることや自分にはエラボトが向いているのかを知ることで、時間を無駄にせず効率的にコンプレックスを解消できます。
自分に自信を持ち、明るい人生を送るためにも是非参考にしてみてくださいね。
長い間悩まされ続けたエラ張りをエラボトで解消することで、前向きな自分と出会えたこの私が保証します!
目次
エラボトは効かないケースもゼロではない
顎のエラが気になる、フェイスラインのたるみがコンプレックスという方は、少なくありません。
そんなコンプレックスを短時間で、注射だけを使った治療で解消できるのがエラボトックス、通称エラボトです。
顔痩せ効果・小顔効果が期待できる美容注射・プチ整形としても人気が高いエラボトですが、打っても効果なし、効かないという人の口コミや体験談を見て、躊躇しているという方も、多いのではないでしょうか?
結論から言ってしまうと、エラボト施術を受けてはみたけれどエラ張りが解消されなかった、小顔効果が全く実感できないと思っている人は、0ではありません。
エラボトの効果をかなり実感している!コンプレックスがスッキリと解消された!という体験談や口コミでの評判がある一方で、エラボト治療は全ての人に効果のある治療ではなく、効かないケースや効果ないと感じる人もいるというわけです。
即効性を期待しすぎているケースも
注射だけで簡単に小顔効果が得られると話題のエラボトックスですが、施術後に効かない・効果なしと不安に感じてしまう人がいる1つ目の理由は、即効性を期待しすぎているということです。
そもそもエラボトックスという治療は、ボツリヌストキシンという成分を咬筋というところに注射し、その動きをしっかりと止めることで徐々に筋肉が収縮して薄くなり、エラのボリュームが減少する、つまり小顔になっていくというメカニズムです。
咬筋の厚みが薄くなることですっきりとしたフェイスライン、小顔効果が期待できるというわけです。
しかし、あくまでもここで覚えておきたいのは、筋肉は1日や2日では小さくならないということ。
フェイスラインの大きさにかなり影響している咬筋の厚みですが、エラボトは通常のボトックスのように動きを完全に止めてしまう効果を狙うのではなく、動きを止めて筋肉を痩せさせるという効果を狙っていきます。
ただ、筋肉はすぐに痩せ細るものではありません。
マッチョの人が病気や怪我で入院したとしても、一週間くらいでは見た目にわかるほど細くなってしまうということはないでしょう。
同じように、発達し過ぎてしまったエラの筋肉も、すぐにすっきりするというわけにはいきません。
小顔効果は個人差がありますが、早くても2週間、通常は1ヶ月から2ヶ月程度かけて小顔効果が完成していきます。
エラボトックスを注入した後は、4ヶ月間筋肉が萎縮し続けるとされているため、自分では分からない程度の効果しか感じられないことがあります。
もちろんエラボト注射後は効果が目に見えるかどうかわくわくして毎回鏡を見るわけですから、期待値が高すぎてがっかりする・効果ない…と感じてしまう方がいるのも仕方のないことです。
こんな人は特にエラボトの効果が出にくい!
エラボトが効かない・効果ないと感じている人の中にはそのコンプレックスとなっている顔のパーツ、つまりエラの張りの原因とエラボトックスの効果がマッチしていないというケースがあります。
では、具体的にどんな場合でエラボトの効果なしと感じることが多いのでしょうか?
エラ張りの原因が下顎骨にある場合
どんなプチ整形でも言えることですが、薬剤やその治療方法が持つ特徴と悩みの原因がマッチしていることこそが、効果を十分に実感するためのポイントです。
エラボトが効かない・効果ない人の中には、エラの張りの原因が筋肉ではなく、下顎骨にあるというケースが少なくありません。
エラの張りに効くプチ整形=エラボトックスと考えているなら、それは勘違いです。
筋肉の発達が原因のエラの張りに効くプチ整形が、エラボトックスです。
顔が大きくなっている原因が顎周辺の筋肉である咬筋が過剰に発達している場合には、エラボトックス注射でかなりの小顔効果を感じることができます。
「小顔になりたいならエラボトックスを打てばいい!」という曖昧な情報で治療をスタートすると時間やお金を無駄にしてしまい、効果ない・効かないという結果になってしまうこともあるんです。
顔や頬の筋肉がそれほど大きくないのであれば、筋肉の働きを弱めて発達のスピードを抑えたところで小顔効果が期待できるはずもありません。
そもそも骨が大きいのですから、骨を削るといった治療を進めていく必要があるでしょう。
エラが張っている、自分の顔が大きい原因を正しく知ることがとても大切です。
エラの骨が張っている人は、エラボトによって筋肉の厚みがなくなってしまうと骨の形が目立ち、逆にエラが張って見えるようになったというケースまであるんです。
脂肪が顎や頬に付きすぎている
自分の顔が大きい原因とエラボトックスの働きがマッチしていないという他のケースは、頬や顎に脂肪がつきすぎているという場合です。
顔の脂肪が多いことが原因で顔が大きく見えている、エラが張っているように見えているとすれば、筋肉の発達を抑えたところで顔を小さくすることはできないでしょう。
エラボトックスは脂肪には働きかけないからです。
顔の脂肪が多いという場合にはエラボトではなく、脂肪溶解注射などを使用するのが効果的ですよ。
もちろん、顔の脂肪が多く筋肉も貼っているという場合には、脂肪溶解注射とエラボトックスを併用するのがおすすめです。
続けていると効きが悪くなることも
エラボト注射そのものを続けることに問題が起こるケースは少ないものの、効果が薄くなってくるという場合はあります。
継続していることで効果なし、これ以上効かないのでは?と感じた場合には、期間を半年や1年あけて再度取り組んだり、薬剤の種類を変えることで効果が実感できることもあります。
また、体質によって全くボトックスがきかないというケースも、稀ですが存在するようですよ。
エラボトの打つ頻度については以下の記事で詳しくご紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
⇒ エラボトの次回はいつ?打つ頻度・間隔・ペースは?定期的に継続すべき?
ボトックスの種類や量によって効果ないことがあるか?
エラボトに取り組んでも効かないと感じる人や効果ない人の中には、ボトックスの種類や量が影響しているのでは?と考えたことがある方も多いでしょう?
結論から言うと、ボトックスの種類や量によって効果なし・効かないと感じる方がいるのも事実です。
ボトックス注射はメーカーによって種類が異なる
エラボトに使われているボトックス注射には、作っているメーカーによって異なる種類があります。
よく知られているボトックスというのは実は商品の名前であり、これはアメリカのアラガン社という会社が製造している商品を指します。
その他エラボトックス治療で使われている見た商品の中には、韓国の会社が開発したニューロックスやイギリスの会社が開発したディスポートといったものがあります。
アメリカのアラガン社が作っているボトックスは、ボトックス治療の先駆けとして開発されたこともあり、品質管理が行き届いているとされています。
そしてこれは、日本の厚生労働省にも唯一認可されている薬剤です。
基本的にはどこの会社のボトックス製剤も成分はほぼ同一であり効果に違いはないとされているのですが、実際に口コミや体験談などを読んでいくと、特定のボトックス薬剤で効かない・効果なしと感じていた人が違う薬剤を試してみたことで効果が十分に実感できた!というケースは意外と少なくありません。
安いエラボトは効果にムラが出やすい
配合されている成分が同一であるとはいえ、値段に差があるということはやはり何かが違うはずです。
安いエラボト製剤を使って効果ないと感じている人は、薬剤を変えてみることをおすすめします。
価格が安く、ある程度の効果もきちんと出ることで使用が認可されている薬剤ではあっても、他の薬剤と比べると不純物が多く効果にムラが出るというケースがあるんです。
これまでコストパフォーマンス重視で安いエラボトを使っていたものの効果ない人は、薬剤を変えてみましょう。
さらに、不純物が多いエラボト薬剤を長期で使っていると体の中で抗体が出来てしまい、どんな種類のボトックスも二度と効かなくなるというリスクが高まります。
広がりやすいボトックスも
ボトックス注射に使用される薬剤の中には、他のボトックスと比べると成分が広がりやすいという特徴を持つ薬剤もあります。
成分が広がりやすいと必要な特定のパーツにピンポイントで効くというよりは、顔全体に効果が出てしまいます。
結果として、口角が上がらなくなるリスクが高まり、エラそのものへの働きが分散されてしまうため効果ないと感じてしまうことがあるでしょう。
量が足りないと効果ないことも
エラボトに効果なしと感じている人の中には、筋肉量に合わせたボトックスの量がしっかりと注入されていないということがあります。
一度に注入するボトックスの量をしっかりと分散しつつも、筋肉量に合わせて十分な量を使うことで、しっかりと小顔効果が期待できます。
エラの張りの原因になっている咬筋は3層になっていて、基本的にとても分厚い筋肉です。
厚みや幅、筋肉の質や量は人によってかなり違います。
体積は直径の3乗に比例すると言われていますので、筋肉が発達していて幅や厚みがある場合には筋肉の体積も増えるため、十分なボトックス量が必要になります。
美容クリニックの中には、1回に2倍量・3倍量のボトックスを注入することで、しっかりとした小顔効果を期待するというところもあります。
筋肉量がかなり多いという場合やエラの筋肉に幅や厚みが出るという場合では量を増やすエラボトックスメニューが非常におすすめです。
さらに、食いしばりや顎関節症で悩まされているという方、エラの疲れを日常的に感じやすいという方にも、量を増やしてエラボトックスを注入することがあります。
咬筋全体の筋肉の働きをしっかりと弱めなければ小顔効果は出にくいため、効果なし・効かなないというリスクをぐっと減らすためには量を増やした強力エラボトックスにトライしてみましょう!
参考までに、量の目安としては男性でも片側25単位が通常量です。
筋力がかなり強い場合で片側40単位を使うところもありますが、口角を上げる筋肉に影響が出る可能性があるため、安全な量を注入していくことも大切なポイントとなります。
尚、エラボトの注入量については以下の記事で詳しくご紹介しています。ご興味ある方はぜひご覧ください。
⇒ エラボトの注入量は何ccがおすすめ?1ccでも効果あり?詳しく解説
クリニックや医師の腕によって効果なしになることも?
クリニックや医師の技術不足によって、エラボトックスの効果が期待できないという場合も、もちろんあります。
筋肉全体にしっかりと注入すればエラボトの効果は出やすくなりますが、エラの筋肉は3層に分かれているため、この層にまんべんなく注射するための技術が必要だからです。
効果にムラが出たり筋肉が不自然に盛り上がってしまうリスクを減らすためには、立体的なイメージを持ちながら治療できる医師によるエラボト注射がおすすめです。
エラボトが効かない人もいるが試す価値はあり!
エラボト注射は筋肉に働きかけるプチ整形なので、骨格や脂肪のつきすぎが原因のフェイスラインのお悩みには意味がない・効果なしとなってしまうケースがあります。
また、十分な量を注入していなかったり体に合わない薬剤の使用が原因で、効果ないと感じてしまうこともあるでしょう。
立体的なイメージを持たず、平面だけにエラボトを注入していてもなかなか効果が実感できないこともあるので、エラボトに効果ない人の中には医師・クリニック選びが間違っている可能性もあります。
効果なしという人もいる一方で、あなたのお悩みとエラボトの持つ特徴がマッチしているうえで正しく治療を受ければ、とても気軽にかなりの効果が実感できる小顔治療がエラボトックスです。
エラの張りや顔の大きさがコンプレックスだという方は、まずはカウンセリングなどでエラボトが効きやすいケースかどうか確認してみてはいかがでしょうか?
仕事:フリーライター(元美容外科・皮膚科看護師兼カウンセラー)
住所:都内在住
某大手美容クリニックに10年間勤務経験のある看護師兼カウンセラー。今は長年の美容クリニック勤務経験を活かし美容ライターとしてフリーランスに転職。
プライベートでの整形・プチ整形・美容施術の経験回数は合計300回以上。海外も含めて5つの美容クリニックで最高ランクの会員に。
趣味は韓国へ美容旅行、ジムで身体づくり、料理。仕事をはじめ、プライベートで受けた整形や美容施術の経験を踏まえて「キレイになりたい」女性の役に立つ記事を書いています。